ウェブデザインの国家資格

 9月11日に表題のセミナーに参加してきました。
 インターネット上のウェブサイトを国際標準のW3Cに沿って作成出来る技術者を養成すために、「ウェブデザイン技能検定」の国家試験が設立されたました。
 また、Webサイトがアクセシビリティの確保するために、JISの改正が行われるそうです。
 これらはWebサイトを制作する側と、使う側の(健常者は勿論障害者、高齢者、子供も含めて)全ての人が共通の規格のもとで、より使いやすい環境を実現させるものです。
 ユニバーサルデザインへの動きなのでしょうね。






デジタルコンテンツセミナー ウェッブデザインの国際標準規格
〜ウェッブデザイン技能検定を題材にして〜


1.目的

 ICT(Information and Communication Technology)技術の発展に伴い、さまざまな情報がインターネット上のウェブサイトを通して世界中に発信されている。

 多くの人々がパソコンや携帯端末に親しみ、ウェブサイトを情報の拠り所とするようになった現在、ICT業界では確かなウェブサイト設計の技能を持った人材が求められている。

 また、2007年にウェブデザインに関わる初めての国家資格となる「ウェブデザイン技能検定」が誕生するなど標準化への取組がさらに強化されていくことになる。

 そこで、国際標準規格に沿ったウェブデザインの最新事情を学ぶことを目的とする。

2.日時


 平成20年9月11日(木)13:30〜17:00

3.会場

アバンセ(財団法人佐賀県女性と生涯学習財団)第1研修室(4階)

佐賀市天神三丁目2−11 どんどんどんの森内

4.参加料

参加料:無料(資料(テキスト)代として2100円が必要

5.内容

○説 明:国家資格ウェッブデザイン技能検定について(30分程度)

○講 演:ウェッブデザイン技術とウェッブ標準(60分程度)

      テーマ:正しいコーディング技術

          〜HTML/XHTMLCSSのよくある間違いと正しい知識〜



      講 師:大藤 幹(おおふじ みき) 氏

      概 要:XHTML+CSSスタイルの制作手法は以前にくらべると安定してきたとはいえ、

           プロのWebデザイナーでさえはまってしまうような意外な落とし穴がたくさんある。

           今回は、Webデザイナーの制作したサイトとそのソースコードを実例として取り上げ、

           そのような「問題が発生する書き方」についてどこが間違っているのか、正しい仕様はどうなっているのかを解説する。

      

○講 演:アクセシビリティと国際標準規格(60分程度)

      テーマ:Webコンテンツだからこそ求められるアクセシビリティ

          〜「WCAG 2.0」の勧告化、「JIS X 8341-3」の改定のポイント〜

      

      講 師:植木 真(うえき まこと) 氏

      概 要:2004年6月に制定されたJIS X 8341-3(日本工業規格)により、

           日本国内でも多くのWebサイトがアクセシビリティの確保を意識するようになってきた。

           今回は、早ければ2008年中にも勧告となる見込みの「WCAG 2.0」と2009年に改定される「JIS X 8341-3」という

           国内外の標準規格に沿ったWebコンテンツを制作する上で、Web制作者が知っておくべきポイントを

           実装テクニックとあわせて解説する。



○まとめ:ウェッブデザイン技能検定対策(30分程度)



○その他:質疑応答          (30分程度)

6.対象

・ウェッブ制作に携わっているクリエイター

・企業のウェッブ担当

地方公共団体等のウェッブ担当者

・大学、短大、専門学校などのウェブ制作関連教員

・高等学校の情報処理系学科の教師

・ウェッブデザイン技能検定3級合格者      など

7.定員

100名(定員になり次第締め切ります)

8.その他

主催:佐賀県

共催:株式会社C&R総研アジアコンテンツラボ

協力:特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会

9.問合せ

佐賀県統括本部政策監グループ

企画第一担当 井田 政和

TEL:0952-25-7360

e-mail:ida-masakazu@pref.saga.lg.jp

10.参考

【講師プロフィール】

大藤 幹(おおふじ みき) 氏

札幌在住。



 大学卒業後、複数のソフトハウスに勤務し、CADアプリケーション、航空関連システム、医療関連システム、マルチメディアタイトルなどの開発に携わる。
1996年よりWebの基本技術に関する書籍の執筆を開始し、2000年に独立。その後、ウェブコンテンツJIS(JIS X
8341-3)ワーキング・グループ主査(途中辞退)、情報通信アクセス協議会・ウェブアクセシビリティ作業部会委員などを務める。

 現在は、Webに関連する執筆活動のほか、各種セミナーの講師としても活動。著書は20冊以上。月刊誌Web Designingにおいて「CSS Analysis」を5年以上に渡り連載中。



ZSPC http://www.zspc.com/

植木 真(うえき まこと) 氏

株式会社インフォアクシア代表取締役

 コンサルタントとして、主に大手企業のWebサイトやWebアプリケーションのアクセシビリティ向上を支援。「JISX
8341-3」の原案作成に従事した後、W3CのWCAGワーキンググループで「WCAG 2.0」の策定に参画。今年度からは「JIS X
8341-3」の改定作業にも参画している。

 書籍「Webアクセシビリティ 標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践」を監修。

Infoaxia(インフォアクシア) http://www.infoaxia.com/