今回のプロジェクトを行って思う事。

 ICTを推進するために、行政はインフラ整備を重要視する。それは行政が行うべき、重要な仕事だ。
 しかし、その事ばかりに目がいき、インフラがどう使われているかの実態を見ようとしてない。いくら膨大な税金を投入しても、実際の使用率は僅かだと言うケースが多いと思う。
 たとえば、インフラ整備の担当部署の幹部が、どの程度ICTを活用しているか調べれば一目瞭然だろう。普段、声高にICT推進を叫んでいながら自分自身は触ろうともしない、それどころか毛嫌いすらしている。推進する側の幹部が意識この状態で、どうして一般に普及するだろうか。
 この分野の進歩は凄まじく早い、ほとんど使われることなく設備は陳腐化する。これでは、バブル期の箱物行政とどこが違うのか。

 要はハード面とソフト面のバランスが大事なのだ。どちらに偏ってもいけない。そうすれば、社会全体の需給バランスの中で経済効果が生まれ、設備投資も適度なスピードで行えるのではないかと考える。
 今後ICTを推進する上で、行政にはこの点を深く考えてもらいたい。そして、地方でもその地域に合ったICTを推進により、地域活性化を進めてもらいたい。

 「チームU」も行政は勿論、企業や教育機関と連携して佐賀県の活性化に寄与していきたいと強く思う。