NTTの提案に対する意見
※ NTTの提案は自社のFTTH網を使い、NTT系プロバイダで自社のフレッツフォン
VP1000を使う事を前提にしている。
確かにVP1000は初心者や高齢者には導入し易い利点はあるが、この端末に
限定するのは汎用性に欠けると思う。
例1:県内のブロードバンド環境はCATVやWiMAXなど使った複合型で、場合に
よっては九電のBBIQ網に加入している事もあり得る。これに対応出来るのか。
例2:プロバイダに関しても「WAKWAK」や「ぷらら」等のNTT系以外は、「@nifty」
「ASAHIネット」「BIGLOBE」等の大手だけの様だ。
これ以外のプロバイダに既に加入している場合どうなるのか。
例3:個別でSkypeを使いIP電話を使用している場合、このシステムからの
正しいコンテンツ提供が可能なのか。
例4:携帯端末もFOMAでないと正しい利用が出来ないのか。
県内をDoCoMoが完全にカバーしている訳では無い。場合によって
auやSOFTBANKが有利な地域もあり、そう言った地域ではそちらの
利用者が多い。また、現在も第二世代携帯を使用している人もまだいる。
この様な場合どうなのか。
この様な個々のニーズに全て対応するには不可能としても、個別に発生が
予想されるケースに対するに対策は考えているのだろうか。
もしそうでなければ、新たに6万円もする端末や付随の取り付け経費を払う
メリットを感じないのではないか。
仮に新規加入者のみに対する計画であっても、そう言った人達はネットに
関心が薄い。最初から関心がないのでインタビューやアンケートにも
面倒臭くて、応じないだろう。これでは県民に浸透しない。
こう言った場合身近な人が使っていると興味を示す、いわゆる口コミである。
この様な事を鑑みた場合、既にネットを使っている人への普及も重要だと考える。